BABナビ(バブナビ)|就職・転職成功者の声vol.21(精神障がい)

リコージャパン株式会社
所属:人事部 採用センター
名前:斎藤 浩太様
就職活動からリコージャパン株式会社に入社してからについてインタビューさせていただきました!

質問1:転職活動はどのようにスタートしましたか?

前職は一般枠でしたが、障がいの特性によりコミュニケーション上のミスが多く発生し、退職をしました。
そこで、自分の特性を開示する事でお互いの齟齬がなくなると思い、障がい者雇用枠で就職活動を開始しました。当時は手帳を取得しておらず、また申請までに半年〜1年くらいかかると聞いたため、その間に二つの取り組みをしていました。
一つ目はハローワーク主催の就活セミナーに参加することです。ビジネスマナーやビジネスコミュニケーションの講座に月1回は参加をしていました。
二つ目はフリーランスの仕事です。テキストの校正やエクセルを使用した仕事をしていました。時間だけはたっぷりあったため、どちらも就業後役に立つことを考えて取り組みました。

ご質問2:手帳を取得してからの就職活動について教えてください。

障がい者雇用枠での就職活動は初めてだったため、まずはハローワークに登録をしました。その後インターネットで調べた所、障がい者専門の紹介会社がある事を知り登録しました。紹介会社は4つ登録をしましたが、主に使用していたのはD&I(*編注 当サイト運営会社)でした。
D&Iのカウンセラーが一番親身に聞いて頂き、企業情報や面接対策もみっちりとフォローいただきました。
それから10〜15社ほど応募をし、4社ほど面接をすることができました。
正直、最初の面接はだめでした。話が短すぎても長過ぎてもよくないという事で面接の感覚が掴み切れず、面接官と上手く会話のキャッチボールができていなかったと思います。
そのため、しっかりと準備をして臨むべきだと思い、二つの事を行いました。
一つ目は面接の反省点を活かし、次回の面接に備えたことです。不採用でもフィードバックをいただける企業様もあったので、指摘を改善しました。
具体的には、質問と回答を振り返り、どんな話をしたか・どのように伝えればよかったか・もっと伝えたいことはなかったかなどを文章に起こしました。
また簡潔に答えられるよう、癖で「あー」と言ってしまうことなども直しました。
その結果、スムーズに回答できるようになり、回答の長さ・言い回しも場面に応じて工夫できるようになりました。
二つ目は、企業理解を深めて面接に臨んだことです。D&Iでも企業情報や面接対策などをいただけましたが、自分でも積極的に応募企業の情報を集めるようになりました。
具体的には、インターネットで応募企業のニュース記事等を探して読んでいました。ホームページ以外からの情報源も参照することでより理解を深められました。ちなみに私は夜型なので、面接の1、2日前から1年分くらいのニュースを夜更かしして読んでいました(あまり推奨できませんが…)。

ご質問3:リコージャパン様の選考から入社までは如何でしたでしょうか

今思う事は、リコージャパンでの面接で見られていた事は「自分の障がいの事をしっかり伝えられるか、障がいと関係なく主体的に行動出来るか」だったかと思います。面接官から言われた、「配慮はするが、遠慮はしない」という言葉を今でも覚えています。
また、内定後には2日間の就労体験をさせて頂きました。障がいの特性上、就労前に職場環境や業務内容をイメージできたことは非常に良かったと思っています。

ご質問4:リコージャパンで働いてみていかがでしょうか

障がいについては特に丁寧に対応をして頂いたと思っています。入社後の配慮として、エクセルを使用したタスク表をいただきました。タスク表には納期や定型作業の内容が書いてあり、優先順位も確認しながら仕事を進められました。その後は他の方の仕事を引き継いだり、上流の仕事を担当するなど、仕事のフェーズも徐々に変わってきています。
現在は慣れてきた業務は自分で進め、必要に応じて相談をしています。

ご質問5:人事部に携わってみていかがでしょうか

人事制度について見識を深められたことは勿論ですが、総合的なビジネススキルが成長したと実感しています。業務柄、応募者や紹介会社、社内…と多くのステークホルダーの事情を考慮して業務を進めるため、スケージューリングや業務調整など、臨機応変な対応が求められます。そういったことは決して得意ではありませんが、配慮を受けながら取り組めています。また、多くの人とかかわる機会があるので、多様性を実感しながら客観的な視点で仕事ができるようになったと思っています。

ご質問6:入社してから気を付けている事はありますか?

失敗をしたときの心構えについてです。
良い意味である程度のミスは仕方ないと思っています。そのために障がい者採用枠で入社しているからです。ミスを抱え込んで心身に支障をきたす方も少なくないかと思いますが、私は「失敗をしないように」ではなく、「この失敗をどう活かすか」という気持ちで向き合っています。
ミスをしたときこそ勇気を持ってポジティブシンキングができるかが大切だと思います。

ご質問7:リコージャパン様に入社して良かった事はありますか?

いい意味で障がい者扱いされず、自分の業務レベルに応じて仕事を進められています。職場の風通しもよく、コミュニケーションを取りやすい環境です。
またワークライフバランスも安定しており、仕事と休暇をしっかり分けながら過ごせています。

ご質問8:今後のキャリアについては考えておりますでしょうか

人事に関わっているので、今後は面接や教育など携わっていけると良いかなと思っています。但し、まだまだ経験を積んでいく必要があると思っています。

最後に就職活動をされている方に一言お伝えするとしたら?

「自分の気持ちに正直に就職活動をしてほしい」とお伝えさせて頂きます。
仕事とのかかわりの中で自分はどう生きていきたいのか、条件を決めながら、後悔がないように活動してほしいと思います。そのためには、まず自分自身を客観的に捉え、発信できる能力が大切ではないかと思います。また採用担当者目線でお伝えすると、特に精神障がい者はどうしても傍から見てわかりにくい障がいとなります。これは採用する企業のみならず、紹介会社も同様ではないかと思います。自分の人生観にマッチした企業や求人に巡り合うためにも、発信することを大切にしてほしいと思います。