~株式会社ヤマノホールディングス入社~
『「出来ない」ことを隠さず、きちんと伝えることが働きやすさにつながります』
K.Yさん 38歳 (女性)
障害:精神障害3級 ADHD 社会不安障害
webディレクターとして社会人として働き始めた頃、人とのコミュニケーションが上手くいかないことや電話対応ができないということに気づき病院に行った際、発達障害と診断されました。
それまでは、電話をする仕事がなかったので気づきませんでしたが、もともと口頭で言われていることがを理解するのに時間がかかることはありました。
広汎性発達障害で、ADHDというタイプです。
人に関心を持たないし、人に関心を持たれないようにしようとしてしまう傾向があります。
発達障害で働くためにはどうしようと思い、ネットで様々検索をしていて、障害者の採用イベントを行っているD&Iを知りました。
発達障害の診断を受けてから、とりあえずの仕事に就きましたが、給与が足りなかったので転職を考えました。
D&Iの採用イベント「リクルートカフェ」(現:BABカンファレンス)を5~6回参加する中で、自分が名前を知っていた会社でもあり、以前働いていたようなIT系でない会社、ベンチャーでない会社、派遣という働き方ではない雇用形態を希望していたからです。
web通販のシステム関係です。データ作成・集計や画像作成などをするお仕事です。
会社からポジショニングされましたが、以前にweb関連の会社で働いていたので今までの知識を活かしながら働くことができています。
苦手なことをやらなくてよい働き方に変わり、働きやすさを感じています。
自分にとって働く中で一番苦痛だったことが人に指示を出すことでした。
以前働いていた時は人に指示を出すのに、どのように伝えたらいいのか、本当にその人にやってもらえるのかな等がとても気になってしまいました。今は人に指示を出さずに仕事ができることを快く思っています。
また電話応対をしなくてもよいことが助かっています。電話の声は聞き取りにくく、電話の耳元の声も、周りのざわざわした音も同じに聞こえてしまいます。
コミュニケーションに根本的に苦手意識があるので、対人関係がベタベタしていないところも良いです。
システム周りの仕事をもう少し色々出来るようになりたいと思っています。
以前行っていたのはデザイン分野ですが、今はデータベースの分野なので独学でも勉強しています。
データベースは本やウェブで調べ、自分で作ってみて構造を理解し、使用する中で修正しながら学んでいます。
自分の出来ることと出来ないことを明確に認識することが大切だと思います。
出来ることとは強みになる場合と強みにならない場合があると思いますが、出来ないことはやはりできないです。
出来ないことを隠して就職活動するのではなくて相手にしっかり伝えていきましょう。
ADHDを持ち、会社ではwebの専門分野で活躍されているKさん。
コミュニケーションが苦手…とおっしゃっていましたが、インタビューではわかりやすく丁寧に答えていただき、笑顔も素敵な方でした。
働きやすくするキーポイントは、「できない」ことを隠さず、きちんと伝えること。
就職活動の際、「できない」と企業の担当者に伝えることは、一見、採用してもらえないのではないかという不安をお持ちの方も多いのではないかと思います。
しかし、実際は何ができて何ができないかをきちんと伝えられるかが、企業と自分自身のお互いの働きやすさにつながります。
その大切さを語ってくださいました。
これからも引き続き、会社の専門的なポジションでのご活躍を期待しています!(広瀬)
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